接着剤張り工法をオススメしています!
接着張り工法のメリット
【剥離の危険性を軽減】
コンクリートは、自重によるクリーブや乾燥収縮により、収縮します。弾性接着剤は、これらの構造躯体からくる変形を吸収し、剥離の危険性を軽減します。
【白華・粉吹きなどの汚れを軽減】
弾性接着剤は、内部と外部の水の往き来を抑制することができます。そのため、白華・粉吹き現象が起きにくくなり、美しい壁面を維持できます。
【タイルのヒビ割れを軽減】
コンクリートは、乾燥収縮・地震・熱変形・地盤の不同沈下など、さまざまな原因によりクラックが入ることがあります。弾性接着剤張りは、これら構造クラックが表面に露出することを軽減します。
高意匠
躯体の精度が仕上がりを左右します
マンションの外壁に多く採用されているモザイクタイルは、『圧着張り工法』という方法で施工していきます。この工法は、躯体直にタイルを貼っていくため、躯体精度がタイルの仕上がりの美しさに大きく左右されます。美しく剥がれにくいタイル壁面を実現するためには下地の点検は欠かせません。
下地(躯体)が波打っていたり、幅・高さが違っていないか検査します。
仕上がりに影響が出るような箇所があれば左官屋さんに補修してもらうよう元請様に要請します。
真っ直ぐ貼るには糸出しです
伸縮目地、タイル目地割りを基準に水糸を張ります。建物の出隅には仕上げ糸、サッシ抱き、伸縮目地位置には通り糸を出します。
墨で水平・垂直を出すと、目印の墨が見えないとタイルが真っ直ぐに貼れないので、貼り付けモルタルを塗るとき墨を避けて塗ってしまいます。 そうすると、躯体に張られたタイルはモルタルが少ないため、不十分な貼り付け強度しか得られません。
タイルの十分な粘着強度、真っ直ぐで美しい仕上がりは、熟練の技術が必要です。
工事の質が生命線
外壁タイル剥落事故の多数は、コンクリート躯体とタイル張りモルタルとの界面で剥離し、タイル張りモルタルとタイルが一体となった剥落です。
タイルを張る技術が優れていれば、美しく剥がれにくいタイル壁面に仕上がるというわけではありません。躯体精度の点検、下地に不具合がないか確認、季節・現場環境による急激なセメントの乾燥対策など総合的な判断力が求められます。
- 施工前の躯体・下地・現場環境を点検
- まめに打音検査
- 職人の自主管理を徹底
張り付けモルタルの塗り厚、した擦り塗り、1回の塗り面積の限度、オープンタイム、練り置き時間、メジ直し時間、叩き込みなど工事の質も重要です。 安全で高品質なタイル施工を提供するため、職人の自主管理を徹底しています。